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マルチGPU動作システム、SLI、CrossFireについて

CPUの仕組みでデュアルコアというものがありますが、グラフィックボードにも2枚以上のボードを一組で使用して効果を高める技術が存在します。メーカー毎に呼び方が違い、NVIDIAはSLI(エスエルアイ:Scalable Link Interface)と呼び、AMDはCrossFire(クロスファイア)と呼んでいます。SLIやCrossFireは、マルチGPU動作システムとも言われますが、ここではその仕組みと用語について説明して行きます。

NVIDIAのSLIについて

SLIは元々はVoodooブランドのGPUを企画製造していた3dfx社が開発していた技術、Scan-Line Interleaveがベースとなっています。Voodooと聞くと懐かしさを感じる方もいるのではないでしょうか。3dfx社は自作パーツブーム黎明期から続くGPU、グラフィックボードのトップブランドでしたが、1999年9月にNVIDIAが発表したGeForce 256の登場により大きくシェアを奪われる結果となり、2001年にはNVIDIAに買収されてしまったのでした。3dfxのScan-Line InterleaveNVIDIAは、画面の走査線を奇数と偶数に分けて、2つのGPUに振り分けて処理することで高速化を図るものであり、NVIDIAは3dfxから得た技術をPCI Express用に改良し、GeForceシリーズの機能の1つとしてリリースしたのです。

ドスパラで販売する『ガレリア』マルチGPUモデルの一覧

AMDのCrossFireについて

日本では単にCrossFire(クロスファイア)と呼ばれることが多いのですが、正確にはCrossFireは2005年の第一世代の名称であり、現在はCrossFireX(クロスファイアエックス)が正式名称となるようです。基本原理はNVIDIAのSLIと同様です。3dfxの技術、アイディアがベースにあるわけです。AMDのCrossFireが、NVIDIAのSLIと違う点は、後発であったことも影響し、当初より規格がオープン化されていたことです。この辺りは、液晶ディスプレイにおける同期技術、NVIDIA G-SYNC(独自規格)と、AMD FreeSync(オープン規格)の関係に似ていますね。もっとも、NVIDIAも、Intel X58チップセットにSLIライセンスを提供したりという動きはありましたので、マルチGPU技術に置いては両陣営とも結局オープン化の動きを進めることとなったわけです。

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SLI、CrossFireの効果

SLI、CrossFireのようなマルチGPU動作システムは、基本的に投入したハードウエア数(GPU数)にかなりの程度比例して効果が見られる傾向が確認されています。グラフィックボード2枚構成のSLIであれば、2倍に近い効果が見込めると言うことですね。このため、最も確実なグラフィックパフォーマンスの向上方法として、超ハイエンドの世界では人気があり、場合によってはデュアル構成だけでなく、3枚構成、4枚構成まで行われるケースもあります。そもそもハイエンドのGPUの効果をそれ以上に高めようとすると、単体ではそれ以上のGPUが存在しないわけですから、マルチGPU動作システムを構築するしか手法が無いという事情もあります。

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ショップブランドPCにおけるマルチGPU動作システム

マルチGPU動作システムはショップブランドのBTOパソコンでも実現することが可能です。実際、同じグラフィックボードを揃える手間と、動作検証などを考えると、マルチGPU動作システムのような超ハイエンドパソコンこそ、ショップブランドのBTOパソコンで購入すべき、BTOメーカーが最も得意とする分野でしょう。ゲーミングPCにおいては絶大な効果を発揮しますが、価格も超ハイエンド。非常に高い冷却性能を持つPCケースや、1000Wを大きく超えるような超大容量電源は、基本的にマルチGPU環境の構築の際に用いられることが多いものです。そのため、パソコンのかたちに組みあがると、高いものでは自動車が買えるような価格帯にまでなってきます。どうしても、何が何でも最高の構成を求めたい、というユーザーには、他には換えがたいゲーミング環境をもたらしてくれるはずです。自動車を買うつもりで、あなたも一台チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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