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【初めてのゲーミングPC】⑥CPUグリスの選び方CPUグリスってそもそもなに?

【初めてのゲーミングPC】⑥CPUグリスの選び方CPUグリスってそもそもなに?

前回の記事はこちら→【初めてのゲーミングPC】⑤CPUクーラーの選び方

今回のカスタマイズは『CPUグリス』です。CPUグリスは初心者からの質問が多いパーツです。存在感が薄いパーツなのでスルーされがちです(^^;)
CPUは負荷がかかるとかなりの熱を持ち、CPUを冷却する為にはCPUクーラーが必要ということを前回の記事で紹介しました。そしてその双方を結び付けるのに重要なのが今回勉強するCPUグリスになります。たかがグリスと侮らないように、しっかりポイントを押さえていきましょう!

CPUグリスとは

CPUグリスは、CPUとCPUクーラーの接触面となるヒートシンクの間に塗る潤滑剤です。
CPUグリスが無ければ、CPUの熱をCPUクーラーに上手く伝えることができず、CPUの温度がどんどん上がり、フリーズや熱暴走を起こし、故障に繋がってしまいます。
PCの心臓部とも言えるCPUが、まさかグリスが無いだけで故障してしまうなんて!と思われる方もいるかもしれませんが、本当のことなのです。
ここまででCPUグリスは非常に重要だということが伝わりましたでしょうか。

CPU表面とヒートシンクは、一見平らに見えても、実は凸凹していてそのままでは密着しません。何も塗られていない状態でくっつけてしまうと空気が入ることになります。空気は熱伝導率が非常に低く、熱の抵抗が高い為、熱を伝えることが得意ではありません。
そこで接着面にCPUグリスを使うことで、CPUとヒートシンクの間の隙間を完全に無くし、CPUが発生した熱をスムーズに伝え、CPUを冷却することができるようになります。
高性能なヒートパイプ式や水冷式のCPUクーラーを取り付けたとしても、CPUグリスがあってこそ本来の性能が発揮されます。
ハイスペックなPCほど、高性能なPCグリスが生きてきます。CPUが優秀であればあるほど、熱を起こしやすく、冷却が間に合わなければ、本来の性能を発揮させることができなくなる為です。
CPUグリスを交換するだけでも、熱を数度下げることもでき、静音性も高くなる効果があります。
CPUやグラフィックボード等と比べると地味なカスタマイズで、組み立てると目にすることはできない箇所になりますが、CPUの性能を正しく引き出し、長く安定したPCライフを送るためには重要なアイテムとなります。

 

CPUグリスのスペックの見方「熱伝導率」

CPUグリスのスペックを表す値に「熱伝導率」があります。
熱伝導率とは、熱の伝わりやすさで、この値が高い程CPUの熱を効率よくヒートシンクへ熱を渡すことができます。
効率よく熱を逃がし、CPUの温度を下げることによってCPUおよびCPUクーラーの稼働が安定し、ファンの音も静かになるというわけです。

熱伝導率は、1秒間に熱をどれだけ移動させることができるのかを「〇〇W/m・K」で表しています。
この数値が大きいほど、より多くの熱を逃がすことができます。
安価なシリコングリスの場合、「0.5W/m・K」程の熱伝導率となります。

CPUグリスの種類

CPUグリスは使われている素材によって、種類が分かれています。
ここでは、主流のCPUグリスの種類を紹介します。

シリコングリス

CPUグリスとして、最も定番で安価な種類のグリスです。
シリコンオイルを用いており、耐熱性、耐寒性、化学的安定性に優れております。
劣化しにくいことから、ゴムやプラスチック製品の潤滑剤としても利用されております。
CPUクーラーを購入した際に付属しているグリスは大半がシリコングリスです。

セラミックグリス

セラミックグリスは、グリスの粒子自体は小さいのですが密度が高いのが特徴です。
密度が高い分、接触する面積が増えることで、熱伝導効率が優れており、CPUの熱を効率よくCPUクーラーへ伝えてくれます。

シルバーグリス

シルバーグリスは、「銀」が使用されているグリスです。
銀は、シリコンよりも熱伝導率が高く、高負荷な処理やハイスペックを必要とするゲームをプレイするPCにオススメのグリスとなっております。

ダイヤモンドグリス

銀の2倍以上の熱伝導率を持つ「ダイヤモンド」を使用したグリスです。
シルバーグリス同様に、高負荷な処理やハイスペックを必要とするゲームをプレイするPCにオススメのグリスとなっております。

 

ドスパラでカスタマイズ可能なCPUグリス

BTOショップでは、どんなグリスを扱っているのでしょうか?
ドスパラでカスタマイズ可能なCPUグリスを例に見ていきます。
【初めてのゲーミングPC】⑥CPUグリスの選び方CPUグリスってそもそもなに?
※ドスパラの人気ゲーミングPCGALLERIA XV の構成画面を参考にしています

ちなみにドスパラでは、PCを組み立て時に余ったCPUグリスも本体に同梱し出荷してくれます。余ったCPUグリスを他PCに使用したり、数年後に塗り直す為に使用することができます。

高熱伝導率 Thermal Grizzly製グリス( TG-K-001-RS / オーバークロック向けに開発された高性能グリス)

オーバークロック向けに開発されたと言われるだけあって、熱伝導率「12.5W/m・K」とハイスペックなCPUグリスです。
このグリスは、アルミニウムと酸化亜鉛の酸化物のナノ微粒子構造を持っており、CPUとヒートシンクの凸凹を補間し、優れた熱伝導率を実現してくれます。
オーバークロック向けとはありますが、ハイスペックを必要とするゲームを出来るだけファンの音を抑えてプレイしたいという人にもオススメです。

このグリスは、内容量1gと少量となっている為、ほぼ使い切りでカスタマイズの構成によっては、他のPCに使用する分は残っていないかもしれません。

高熱伝導率 ダイヤモンドグリス ICD7C(ダイヤモンド92%含有グリス)

銀以上に熱伝導率の高いダイヤモンドを92%も含有したグリスです。
熱伝導率「9.0W/m・K」と優れており、CPUとヒートシンクの間の熱を効率よく伝えてくれます。
素材がダイヤモンドの為、グリスとしては癖があり、自分で塗り直しする場合、「押し付け方式」が推奨されております。ダイヤモンドがヒートシンク等を傷つける為です。
その為、このグリスで塗り直しまでを考えるのであれば、初心者には少し難しいグリスかと思います。

高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7(20nmの超微細 人工ナノダイヤモンドパウダー含有グリス)《オススメ》

熱伝導率「12.56W/m・K」とオーバークロック向けhermal Grizzly製グリスにも引けを取らないハイスペックなグリスです。
人口のナノダイヤモンドパウダーを40%も使用することで、高い熱伝導率を実現しております。

このグリスは、電気伝導が無く塗った時にパーツがショートする心配がないのもポイントです。
内容量も4gと多く、塗り直しや他のPCにも使用することができ、グリスが硬くなく塗りやすいのもグリス交換の初心者にはオススメです。

※GALLERIAgamemasterシリーズのPCにはこのグリスが標準装備されています。

高熱伝導率 シルバーグリス(AINEX AS-05 / 純度99.9%の超微粒子の純銀を含有したグリス)

このグリスは、純度99.9%の純銀の微粒子を含有しております。
熱伝導率「9.0W/m・K」と数値上はダイヤモンドグリスと比較すると低いですが、密度が高く、細かな微粒子がCPUとヒートシンクの凸凹を埋め、接触面を多くすることで、熱伝導率を高めてくれます。
CPUグリスは硬化してしまうと熱伝導率が下がってしまいますが、このグリスは特殊なオイルを使用しており、長時間使用しても硬化しないのが最大のポイントです。
硬化しなければ、グリス交換を行う必要もありませんので、PC初心者にはかなりオススメなグリスです。

内容量も3.5gと塗り直しや他のPCにも何度も利用することができます。

 

CPUグリスの選び方・まとめ

  • CPUグリスは、PCの本来の性能を引き出し、安定して稼働させる為に重要
  • ハイスペックなPC程、高い熱伝導率を持つCPUグリスが有効
  • 高い熱伝導率を持つCPUグリスは、CPUクーラー付属よりも10倍以上のスペック

上記を踏まえた上で、初心者におすすめなのは「高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7(20nmの超微細 人工ナノダイヤモンドパウダー含有グリス)」です。
グリスはそこまで高価なパーツではないので、ケチらず高い熱伝導率を持つグリスを選びましょう!

 

次回はグラフィックカードについてです。ゲーミングPCはグラフィックカードの性能から選ばれている人がほとんどだと思います。構成画面でも固定で選択肢がない場合が多いので、基礎知識としてグラフィックカードの選び方を紹介します。まだどのPCにするか決まってない人は是非チェックしてくださいね。もう決まっているよ!という人は飛ばして次の項へ進んでくださいね!
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