GeForce GTX 10 シリーズは、新世代のPascalアーキテクチャを採用したGPU(グラフィックス プロセッシング ユニット )で、これまでに無いパフォーマンス、電力効率を誇っています。
前世代のGPUと比較して最大で3倍の性能向上をうたっており、実際にVR性能は2.4~3倍となっている様です。通常ゲームでは約1.4~1.6倍の性能向上となっています。
今回はGeForce GTX 10 シリーズの性能を比較していきます。
GeForce GTX10シリーズのスペック、性能一覧表
GTX 1080Ti | GTX 1080 | GTX 1070Ti | GTX 1070 | |
CUDAコア | 3,584 | 2,560 | 2,432 | 1,920 |
GPUクロック (ベース/ブースト時) |
1,480/ 1,582MHz |
1,607/ 1,733MHz |
1,607/ 1,683MHz |
1,506/ 1,683MHz |
メモリ容量 | 11GB GDDR5X |
8GB GDDR5X |
8GB GDDR5 |
8GB GDDR5 |
メモリ帯域 | 484GB/Sec | 320GB/Sec | 256GB/Sec | 256GB/Sec |
TDP | 250 W | 180 W | 180 W | 150 W |
ドスパラ性能目安 | 922 | 725 | 678 | 602 |
GTX 1060 6GB | GTX 1060 3GB | GTX 1050Ti | GTX 1050 | |
CUDAコア | 1,280 | 1,152 | 768 | 640 |
GPUクロック (ベース/ブースト時) |
1,506/ 1,708 MHz |
1,506/ 1,708MHz |
1,290/ 1,392MHz |
1,354/ 1,455MHz |
メモリ容量 | 6GB GDDR5 |
3GB GDDR5 |
4GB GDDR5 |
2GB GDDR5 |
メモリ帯域 | 192GB/s | 192GB/s | 112GB/s | 112GB/s |
TDP | 120 W | 120 W | 75 W | 75 W |
ドスパラ性能目安 | 440 | 410 | 257 | 235 |
※「ドスパラ性能目安」については、以下のページを参照元としています。
グラフィックカード性能比較ベンチマークテスト(https://www.dospara.co.jp/5shopping/share.php?contents=vga_def_parts)
GTX10シリーズのラインナップ紹介
GTX 1080Ti
GTX10シリーズのフラッグシップGPUです。コストは気にせず、常に最速を狙う方向けのGPUです。
ゲームに関しては全くの問題無し!と言いたいところですが、一部のゲームにおいて、4K出力かつ最高画質設定では60fpsに及ばないことがあります。過剰な期待は禁物ですね。
VRゲームや144Hz描画でのゲームにも楽に対応します。
ドスパラで「GTX1080 Ti」搭載ゲーミングPCを見る>>
GTX 1080
ハイレンジのGPUです。
GTX 1080Tiの価格が気になる方におすすめのGPUです。
1080Tiより性能は劣りますが、その分、コストパフォーマンスは高いです。
VRゲームや144Hz描画でのゲームにも楽に対応します。
GTX 1070Ti
ミドルハイレンジのGPUです。
GTX 1080に近い性能を発揮しながらも、価格は抑えられているのが特徴です。
WQHD(2560×1440)を超える解像度にもなると特に威力を発揮します。
VRゲームや144Hz描画でのゲームにも楽に対応します。
ゲーミングPC用として、今が旬のおすすめGPUです。
ドスパラで「GTX1070 Ti」搭載ゲーミングPCを見る>>
GTX 1070
ミドルハイレンジのGPUです。
性能を最重視した場合、コストパフォーマンスに優れている事から選択肢にあがってきます。
VRゲームや144Hz描画でのゲームにも楽に対応します。
GTX 1060 6GB
ミドルレンジのGPUです。
フルHD環境では抜群のコストパフォーマンスを誇ります。フルHDの環境で、何を買ったら良いか分からない場合は、とりあえずGTX 1060 6GBと覚えておくと良いでしょう。
VRゲームもプレイ可能なレベルにあります。
ドスパラで「GTX1060 6GB」搭載ゲーミングPCを見る>>
GTX 1060 3GB
GTX 1060 6GBのVRAMを単純に3GBへ減らしたモデルでは無く、CUDAコアが1280個から1152個へ減量されるなど、 ダウングレードしたモデルとなっています。
GTX 1060 6GBと比較しているのであれば、GTX 1060 6GBをおすすめしたいところです。
入門用でも、それなりの画質でゲームを楽しみたい方に向いています。
ドスパラで「GTX1060 3GB」搭載ゲーミングPCを見る>>
GTX 1050Ti
入門者向けです。比較的軽めのゲームをするのに向いています。
画面解像度フルHD以下で設定を適切に調整すれば、最新のゲームでもそれなりに遊べます。
VRAMが4GBありますので、WQHD(2560×1440)以上のモニタでの通常用途にも向いています。
ドスパラで「GTX1050 Ti」搭載ゲーミングPCを見る>>
GTX 1050
入門者向けです。比較的軽めのゲームをするのに向いています。
低画質~中画質であれば、最新のゲームでもそれなりに遊べます。
VRAMが2GBですので、フルHDまでの液晶モニタ使用の方におすすめです。
まとめ
GeForce GTX 10 シリーズのスペックや性能について比較を行いました。
今回は性能重視でGTX 1070Ti、コストパフォーマンス重視でGTX 1060 6GBをおすすめとしました。
ゲーミングPCの性能を決めるのはグラフィックボードですので、予算によっては、CPUをIntel Core i7からi5へランクを下げてでも、ワンランク上のGPUを採用したグラフィックボードを選びたいところです。
ドスパラのゲーミングPC GALLERIAでは、GALLERIA DFというCore i5+GTX 1070Tiモデルも存在していますので、場合によってはおすすめかと思います。
ドスパラのゲーミングPC「GALLERIA DF」の現在の価格と詳細はこちら>>
以上、参考にしていただけると幸いです。