ROCCATから発売されているゲーミングマウス「Kone XTD」は最大8200dpiのトラッキング解像度を特徴として、ゲーマーの間で支持されています。この記事ではゲーミングマウス「Kone XTD」を紐解き、その特徴やゲームでの有用性について解説していきます。
メーカーページ:ROCCAT「Kone XTD」
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dpiとはなんだろう
そもそもdpiとはなんでしょうか。dpiはdot per inchの略で、マウスが1インチの距離を何ドットで認識するかを数値化したものです。1dpiならマウスは1インチの距離を1つのドットとして認識します。8200dpiは1インチの距離を8200ドットとして認識する、つまりそれだけ細かく認識できるということです。
ゲーミングマウスに高いdpiが必要な理由
一般に使用されるマウスはこのような高いdpiは当然持っていません。ではなぜ、このような高いdpiが必要とされるようになったのでしょうか。
例えば、ゲーミングPCに高いスペックがそれほど要求されない時代、つまりオンラインゲーム黎明期はこのような高dpiマウスは必要とされませんでした。しかし、開発者、プレイヤー共に、ゲームへのリアリティー追求がほどなく始まり、3D描画や音楽、アニメーションなどを利用した世界観の表現方法が大きく多様化します。こうしてオンラインゲームを主な用途とするパソコンでは、一般的なパソコン以上のスペックが求められるようになり、これによりゲーミングPCが登場、多くのプレイヤーを魅了していくことになりました。
更にオンラインゲームの進化は続き、PCとネットワーク技術の性能をフルに生かしたゲームとしてFPSが生まれました。dpiの数値へのこだわりもこの辺りから顕著になります。ゲームへのリアリティの追求はオンラインゲームの歴史そのものです。FPSプレイヤーは自身をゲーミングPC内に投影するためにフルスペックのマシンを用意し、ゲームの世界に飛び込み、その勝敗や素晴らしいプレーを楽しんでいました。
さて、リアリティの追求とは一体どういうことでしょうか。それは人間の動きをどれだけキャラクターが忠実に再現できるかという点につきます。グラフィック技術はもはや、リアルと3Dアニメーションの区別をつけることが難しいくらいまで発展しました。いわば技術者の努力と性能の高いゲーミングPCを追求したプレイヤーの熱量のたまものです。
次のリアリティは人間の動きに少しでも忠実な動きを再現すること、つまりプレイヤー自身のスキルと情熱にかかっています。プレイヤーが高いdpiのマウスを使いこなし、プレイヤーの思考、キャラクターの動きを制御し勝利することが新たなリアリティです。1フレームあれば人間は様々な思考と動きで自分を表現します。そんな人間のわずかな動きを再現し、プレイヤー自身がゲーム内に存在するような錯覚を現実のものとして捉えるために8200dpiという高解像度マウスが必要になってきます。
リアリティを追求して勝つプレイヤーのためのマウス「Kone XTD」
戦場を支配するとは、戦いに勝利することはもちろんのこと、ゲーミングPCで描写された世界をプレイヤー自身のものとすることです。マウスとキーボード、2つのインターフェースを駆使してフィールド内を駆け回り、コミュニケーションを駆使して勝利すること。「Kone XTD」の8200dpiのレーザーセンサーでその勝利を実現して欲しいと思います。
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