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【CPU】ゲーミングPCにおすすめのCPU、AMD「 Ryzen」の特徴をおさらい

【CPU】ゲーミングPCにおすすめのCPU、AMD「 Ryzen」の特徴をおさらい

AMD Ryzenとは

AMD Ryzenは2016年に発表、2017年からリリースされているAMDのCPUブランドです。
それまでのCPUと比較してDDR4メモリに対応したことやマルチスレッド数が劇的に増えていたことが特長です。
長らくIntel製CPUと比較して性能面で大きく後れをとっていたAMDですが、久しぶりに現行CPU同士で選択肢に上げられるレベルの完成度のものがリリースされたという事で、ファーストロットの発売開始日には秋葉原の専門店に行列ができた程に盛り上がりました。
でもまだまだ一般的にはCPUといえば「インテル入ってる」でおなじみのintelで、Ryzen(ライゼンと読みます)自体知らない人も多いのではないでしょうか。今回はRyzenの長所・弱点などについてご紹介します。

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AMD Ryzenは発売時期の違いでこれまでに3世代発売されています。それぞれのコードネームを時系列で並べてみましょう。

“Summit Ridge”(サミットリッジ) Ryzen CPU

2017年2月22日発表・2017年3月2日(日本では日本時間2017年3月3日)に発売
GPUは搭載していないAMD Ryzen最初の製品群です。

“Raven Ridge” (レイヴンリッジ) Ryzen APU

2018年2月12日発表。
Summit Ridgeと異なり、Radeon GPUを統合しているのが特徴です。グラフィック機能を統合したCPUはAPUと称され、AMDでは過去にもAMD A10・A8・A6・A4シリーズでAPUをリリースしております。私たちが日頃CPUと捉えているパーツ1つでそれなりの性能のグラフィック機能を合わせもたせるというのは社内にグラフィックボードブランドのRADEONを抱えているAMDらしい製品といえます。

“Pinnacle Ridge”(ピナクルリッジ)

2018年4月19日発表。
こちらもSummit Ridgeの後継CPUです。
下位モデルのRyzenについては先に発売されているGPU搭載のRaven Ridgeが代替するラインナップになりました。この時点からSummit Ridgeのラインナップには存在したRyzen 3などの下位モデルは一般市場にははつばいされなくなっています。

“Raven Ridge”と”Pinnacle Ridge”で事実上の第二世代Ryzenといえます。”Summit Ridge”からの主な変更点は以下の通りです。

  • 最大動作クロック・動作電圧低減等の性能向上
  • 自動オーバーロック機能と対応メモリのDDR4-2933サポート
  • 性能向上により最上位クラスのTDPが従来の95Wから105Wに上昇

“Matisse”(マティス)

2019年5月26日発表。2019年7月7日出荷開始予定の“Pinnacle Ridge”の後継CPUです。
Pinnacle Ridgeからの主な変更点と特徴は以下の通りです。

  • 最大動作クロック&IPC(1クロックあたりの実行可能な命令数)の向上により性能アップ…AMDはシングルスレッドで15%の性能向上を果たしたと発表
  • 動作電圧低減等の性能向上
  • メインストリームデスクトップ帯(Threadrippe以外のいわゆるSocketAM4対応CPU)で初めての、12コア 24スレッドのRyzen 9 3900Xがラインナップされる
  • CPUチップセットが最大8コア16スレッドに強化
  • 対応メモリはDDR4-3200サポート
  • 性能はクロック周波数の向上
  • X570チップセットと組み合わせた場合、世界初のPCI Express4.0対応プロセッサーとなる

以上のように第二世代までがリリースされ、間もなく第三世代のリリースが予定されているAMD Ryzenですが、主な対応仕様をまとめますと、以下の通りになります。

対応ソケットSocket AM4、ThreadripperのみSocket TR4
対応メモリDDR4(対応FSBの最大値はRyzenのモデルにより異なる)
GPU搭載・非搭載があり
対応マザーボードAMD 300シリーズ、AMD 400シリーズ、AMD 500シリーズなど

 

Ryzenに限った話ではないのですが、CPUはモデルナンバーで種類・機能の違いを表示しています。ずっとPCパーツの世界を追いかけている方でなければモデルナンバーを見てすぐに仕様が分かるものではないので、ネットでレビュー記事を参考に調べたり、ショップで店員さんに相談したりしてあなたが望むCPUを選ぶようにしてください。

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AMD Ryzenの強みと弱点

Ryzenの強み

Ryzenの優れているところといえば…

  • Intel製CPUと比較して価格性能比で見た場合に優れたコストパフォーマンス
  • 同価格帯のIntel製CPUと比較してスレッド数が多い
  • 対応マザーボードの規格が変わりにくい

以上のことが挙げられます。

ゲーミングPC目的や動画・CG処理等の高負荷使用用途でパソコンを使うケースではIntel製CPUの中からはCore i7やi5を選ぶ方が多いです。Ryzenの性能も上位モデルはCore i7がライバルになりますし、中位モデルでi5をライバルとしています。それぞれintel製と比較するとCPU単体で数千円~1万円は安価ですからBTOパソコン購入や自作PCを組む場合、トータルの費用が抑えやすいものです。
スレッド数が多いということは同時進行で処理させる(マルチタスク)操作に向いていると言えます。理論的にはスレッド数が多いRyzenはIntelCoreiシリーズよりも動画エンコードやCGレンダリングに向いていることになるのですが1スレッドごとの動作効率はIntelがより優れているため必ずしも理論通りにはなりません。
もう少し一般的な使用場面を想定すると、広い画面でいくつものソフトを動かし複数のウィンドウを展開するような使い方をする方ならばRyzenの良さが活かせるでしょう。
これはAMD製CPUに共通する特長ですが従来から世代ごとのCPUソケット規格が変わりにくいため同じマザーボードを長く使うことができます。Ryzenで広く使われるCPUソケットAM4は2021年までは変更しないことがAMDから発表されていることから後数年はより上位性能を持ったRyzenへのCPU交換やCPUクーラーの流用などができることになります(CPU交換にはBIOSアップデートが必要になるケースがあります)。

AMD Ryzenの弱点

Ryzenの弱点としは以下の点を上げたいと思います

  • 絶対的な性能比ではIntel Core iの上位モデルには及ばない
  • Intelと比較して非常に低いシェアのため、対応製品に注意が必要
  • ハイエンドVGAの性能を発揮できない

上位モデル同士の比較になりますが、RyzenとCorei7の比較ではどうしてもIntel製に及ばない場面が出てきます。これは1コアあたりの周波数はCorei7が上ということと、スレッドあたりの処理性能もIntelのほうが上だからです。Ryzenでもハイエンド扱いのThreadripperシリーズになるとコア数が・スレッド数・TDPが全然違いますから一般的な家庭用CPUとは比較できませんが、AM4ソケット対応のRyzenでは限界があります。
IntelのCore iシリーズと比較すると約1割のシェアしか持たないAMDは対応製品にも注意が必要です。例えば凄く良いCPUクーラーを店頭で見つけたとしても、対応するCPUソケットの規格がIntelのみというケースもあります。現行機種として販売されている間はあまり意識しなくともよいですが、数年経過した頃に対応する機器を探す際には注意が必要になってくるときがあります。

以上、ここまでRyzenについて簡単にご紹介してきました。ハイエンドグラフィックボードの性能をフルに発揮できないなどの弱点があるものの、性能を極端に追い求めた構成で無い限りはIntel製CPUと比較しても明確にわかる「おいしい」コストパフォーマンスという恩恵を受けることができます。

身もふたもないことを言ってしまいますがWindows10で一般的な使用環境であればIntel製CPUとは体感差を感じるほどではないでしょう。強烈なコストパフォーマンスと必要十分な性能のバランスが気になる方は是非AMD Ryzenを検討してみてはいかがでしょうか。

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