eスポーツの代表的な競技タイトルと言ったら『League of Legends(通称LoL)』は外せません。
LoLはアメリカのゲーム会社『ライアットゲームズ』が開発したMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)です。
公式サイトによると、
全世界で1億人が熱狂するオンラインゲーム
ということなんですが、世界の競技人口ランキングで5位に入るほど人気のスポーツなんです!
【世界の競技人口ランキング】
1位:バスケットボール(4億5000万人)
2位:サッカー(2億5000万人)
3位:クリケット(1億5000万人)
4位:テニス(1億1000万人)
5位:League of Legends(1億人)
6位:ゴルフ(6500万人)
7位:野球(3000万人)
野球やゴルフより競技人口が多く、テニスにも迫る勢い!
まだあまり知らない方もいるかもしれませんが、2016年3月に日本サーバーが開設されてから、日本でもじわじわと競技人口を増やしています。ただ世界的な競技人口と比べるとまだまだ日本のアクティブプレイヤーは少ないのが現状です。
日本ではオンラインゲームというとスマホゲームの方が発展しているので、PCゲームはなかなか普及がしにくいのかもしれませんが、LoLは今後も世界共通のeスポーツタイトルとして発展していく可能性が極めて高いゲームなので、是非どんなゲームなのか覚えておきましょう!
『League of Legends』はどんなゲーム?
『League of Legends(通称LoL)』は、MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)というジャンルに分類されています。MOBAはRTS(スタークラフト2のようなリアルタイム進行の戦略ゲーム)から派生したジャンルで、RTSにアクション性を持たせた感じのゲームです。
LoLはMOBAを代表するゲームと言っても過言ではなく、MOBAって何?って聞かれたら、「LoLみたいなゲームだよ」と言われるほどなので、ジャンルにピンとこない人はとにもかくにもやってみましょう。
基本的には5人vs5人の2チームで対戦します。相手と闘いつつ敵の陣地にある「ネクサス」を破壊するのが最終目標となります。
中央の赤い岩みたいなのがネクサス↓
プレイヤーは100種類以上いるチャンピオン(キャラクター)から1つ選び、操作します。スタークラフトのように建造物やユニットを生産するような作業はないので、プレイヤーはキャラの操作のみに専念します。それがRTSゲームと違うMOBAの特徴になっています。
1戦は短ければ15分程度、長いと60分を超えることもあります。
プレイは基本無料で、キャラクターの服装や見た目を変えるスキンが有料となっています。これはキャラクターの強さに影響を与えないため、強くなるために課金する必要はありません。
プレイヤーは、試合中ミニオン(敵兵)やマップ上に現れるモンスターなどと戦いながらレベルを上げ、ゴールドを稼ぎ、稼いだゴールドでアイテムを購入し、武器や防具をそろえてキャラクターを強化します。このレベルやゴールド、入手したアイテムは、入手した試合のみ有効で、1戦ごとにリセットされます。プレイヤーは試合開始時にはみんな丸腰状態で始まるのです!
上手なプレイヤーほどゴールド稼ぎが巧く、たとえキルやデスなどにかかわらずとも敵と差を生むことができます。アイテムは最大6つまで最終的に揃えることができ、使用するチャンピオンに合うアイテムを揃えないと、効果的に強化されません。アイテムを揃えることをビルト(built)といい、ビルトはプレイヤーの技量とセンスが問われます。試合では、プレイヤーがどのアイテムを購入するかにも注目されます。
ゲームの進め方
マップには3つの目標であるネクサスに続く「トップ」「ミッド」「ボット」と呼ばれるレーンがあり、このレーンでそれぞれのプレイヤーは敵と戦うことになります。3つのレーンには、それぞれレーンを守るタワーがあるので、自陣のタワーを守りながら敵のタワーを破壊し、敵陣のネクサスへ攻め入ります。敵と戦う爽快感でついつい忘れがちになってしまいますが、いくら敵を多く倒そうとネクサスを破壊されると負けてしまうので、5人の役割を明確にして、戦略的に戦う事が必要です。
もっとも一般的な戦術では、プレイヤー5人は「トップ」「ミッド」「ボット(ADCまたはAD)」「サポート」「ジャングラー」というロール(役割)を担います。
- トップ(top)・・・マップの上側で戦い、肉弾戦を行うキャラクターを使うことが多く、攻防両方を担うロールです。
- ミッド(mid)・・・マップの真ん中で戦い、メイジ(魔法攻撃)やアサシン(敵の隙を狙って戦う)など攻撃力に特化したロールで、戦術的な重要度は高めです。世界的に有名な韓国のプロプレイヤーFaker選手はこのミッドをロールとしており、このロール自体がある種LoLの世界の花形といえます。
- ボット(ADC, sup)・・・マップの下側で戦いますが、他のレーンと違いボットでは2人で戦います。まずADC(ADとも呼ばれる。アタックダメージキャリーの略で、ダメージを与える主軸)がおり、攻撃主体で防御力に乏しいキャラクターを使うので、ADCを守る役割としてサポート(sup)というロールが存在します。ADCがミッドと肩を並べる花形であるのに対し、サポートは戦略上ダメージを与える機会に乏しいためあまり人気がありません。
- ジャングラー(JG)・・・レーンとレーンの間にあるジャングルで定期的に発生するモンスターを倒してレベルを上げ、敵に奇襲をかける役割をします。戦術的に自由度が高いため難易度も高く、初心者にはオススメできないロールです。ジャングラーを決めずトップに2人を配置する戦術もありますが、これは経験値やゴールドを半減させるためあまり使われません。
基本的にはこの『サモナーズリフト』というルールで5人VS5人のチームで戦いますが、NAサーバー(北アメリカのサーバー)などでプレイできる『ツイステッドツリーライン』という3人VS3人で戦うマップもあります。
他にも通常ARAM(オールランダムオールミッド)と呼ばれるモードのマップ『ハウリングアビス』では、レーンが1つしか存在せず常に全員で戦います。
キャラクターを育てるのではなく、プレイヤー自身のスキルを磨くゲーム
LoLはキャラクターを育てるのではなく、何度もプレイすることでプレイヤー自身のプレイスキルを磨くゲームです。
何度もプレイすることで、プレイヤー自身が育ち、熟達したプレイヤーはプロとしてレベルの高い大会で活躍しています。
2017年の世界大会では賞金総額が5億円を超えました。このうち半分以上はLoLのファンのサポートによる出資だそうです!
LoLの世界大会の賞金はライアットゲームズからの出資の他に、LoLプレイヤーが特定のスキンなどを購入すると、その購入代金の一部が大会の賞金の増額と慈善事業団体への寄付に使われます。
2017年の世界大会はファンのサポートで賞金が約3億円増額されたそうです。競技としての人気がうかがえますね!
LoLを遊ぶのにおススメのパソコン!
世界中でたくさんの人にプレイされている理由の一つに、LoLはハイスペックなゲーミングPCが無くても遊べるロースペックモードが搭載されていて、グラフィックカードを搭載していないパソコンでも遊べるようになっています。
無料でプレイできる上にロースペックなPCでも遊べるところが、世界で1億人が公平にプレイし、eスポーツとしても発展した所以であると思います。
なのでここ10年くらい前までに買ったパソコンなら大体遊べます!
ただし、鮮明で立体的な描写でプレイしたい場合にはグラフィックカードを搭載したミドルクラス以上のゲーミングPCが必要になります。レーン上の混戦でストレスなく動作できる環境を求めるのなら、最低でも60fpsだせるGPUが必要です。さらに勝ちにこだわるのなら144fpsをキープできるGPUを搭載したスペックのゲーミングPCが必要です。
ハイスペックなパソコンは必要ないといいつつも、LoLをハイクオリティでプレイできる環境のPCを選んでみました↓
1.お値段重視!画質は妥協!『ガレリア DS』
CPU:Core i5-7500
グラフィックカード:GTX1050Ti
メモリ: 8GB
ストレージ(容量):SSD 240GB/HDD 1TB
最高画質に設定しても60fps余裕で出せるスペックですが、混戦した状態で144fpsをキープするなら「中」の設定がおススメです!
2.高画質でサクサク!『ガレリア ZT』
CPU:Core i7-8700
グラフィックカード:GTX1060 6GB
メモリ: 8GB
ストレージ(容量):SSD 240GB/HDD 1TB
ビデオ設定を最高レベルにしても安定した動作ができると思いますが、混戦に備える為、ビデオ設定は「高」にしてプレイするのがおススメ!
3.最高画質で勝率を上げるなら!『ガレリア ZV』
CPU:Core i7-8700K
グラフィックカード:GTX1070Ti 6GB
メモリ: 8GB
ストレージ(容量):SSD 640GB/HDD 2TB
フルハイビジョンの最高画質でもストレスなくサクサク遊べます。通常では見切れてしまうマップも表示できるワイドモニターに繋いで有利にプレイすることも可能!
個人的には最近の色んなゲームを高画質でそつなく遊べてコスパに優れているガレリアZVがおススメなのですが、LoLだけプレイしたい場合にはオーバースペックですね。
LoLは無料でプレイできて、特別高性能なPCでなくても十分楽しめるゲームなので、気になる方はプレイしてみてください。
有名なプロのプレイや強豪チームの戦いを、YouTubeやTwitchで見ることができるので、実際の試合をみて雰囲気やルールを覚えるのも良いと思います。
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『League of Legends』公式サイト